その他の登場人物
フリアエ
カイムの実の妹
小国の姫として大切に育てられていたが、現在は女神としての役割をこなし、
本来の兄への思募を心に閉ざして生きている
いつも眉を八の字にして困った顔をしながら、お祈りをしている
甘やかされて育ったため、周りの誰かが助けてくれたり労わってくれるまで
何も出来ない
イウヴァルト
カイムの小国に出入りしていた貴族の息子
ハープをかきならし歌う美声の持ち主
何事も純粋でまっすぐ受け止めるが、心が弱く、支えきれない
心が挫けたとき、何かにすがらずには生きていけない
一番の頼りは、許婚であった フリアエ である
ヴェルドレ
唯一女神と直接話すことが出来る神官長の職を務める
軍隊からは離れたところにいる実力者である
普段は「きれい事」ばかりを並べている聖職者だが、ギリギリの状態になると、
自分の保身にのみ走る利己主義な面が浮き彫りになる
彼が若き日に契約したドラドンは既に石化し、彼自身が戦いの場に赴くことはない
マナ
帝国軍を操る「天使の教会」の司教
契約者:セエレ の双子の妹である
実母から虐待を受けて育ち、母親の愛情を独占していた セエレ を激しく憎んでいる
母親に捨てられ虚脱状態になった彼女は、人類を粛清しようとしていた神の依り代とされる
マナ本来の幼い少女の声に、時折「神の声」が混じる
彼女も赤い目をしているが、他の赤い目を持つものたちとは違って自主的に活動している
赤い目のウイルスに感染しているのかは不明です